長続きしない、スキルがない(勉強が続かない)、迷いや不安、、、人が「やらない」時の言い訳はたくさんあります。これを解決する考え方とか背中をおして前向きにしてくれる本やブログもまたたくさんあります。
いづれにせよ決心するのも、やるもやらないも本人です。
それが特にできない分野こそが怪しいビジネスやアフィリエイトの対象ともいえます。
「続けること」が1番の近道。だから人は数字目標をたてる。
いきなり英語を話せるようにはなりません。新規ブログが10万円をたたき出すのも無理です。みるみる痩せることもないし、お肌が綺麗にもなりません。そこで人が提案するのは「目標」です。
数字で示すことでの目標と達成感が1番自分の背中を押しやすく可視化できるということ。
期間目標:今年は~ から始まり、〇月までに、2週間で~ とさまざま。
行動目標:〇記事書く、〇時間勉強する、〇分エクササイズする
到達目標:〇円稼ぐ、アクセス数、フォロワー数、〇kg痩せる、資格合格、TOEIC〇点
趣味にしても数字での制覇目標は多い。登山好き界隈の中では「100名山達成」、観光なら三大〇〇の制覇。
これは小中高での習慣影響だと思います。月や年が変わることで環境が変わったり目標を立てる習慣が多かったし、会社でも月別年別に変わることが多い。
問題なのは達成してもしなくても誰にも迷惑かけないということです。学校や仕事なら強制的なこともありますが、個人の事なんて誰に注意を受けるわけでもない。達成したときに生活が変わる、自分の性格や視野も変わるのは間違いないでしょう。でも達成できなくても生活は成り立つ。だから三日坊主になりやすく、また新たな数字目標を掲げてしまう。「次は頑張ろうね」で終わってしまうのです。
環境によって目標の意識はどんどん薄れる
これは私の実体験ですが、引きこもりになり、人とも会わなくなれば外見的な意識はなくなります。健康的な生活、ボディメイク、髪型に至るまでどうでもよくなる。体重以上に身体を壊し、精神が追い込まれ老け込みました。顔だちも完全に変わってしまった。笑顔の写真すら残ってません。もちろんちゃんとしなきゃ、痩せなきゃとか色々思うけど、その先に何も見えないのですぐ止めてしまうんですね。私の場合は綺麗になったところでメリットがないと感じる生活がそこにありました。
英語もなかなか難しい枠です。仕事で強制的に出張・転勤となれば嫌でも覚えますが、たまに行く海外旅行や会社でのメールというのは話せなくてもなんとかなってしまう。今はとくにネットやアプリが全てを助けてくれる。日常生活に反して違う言語漬けになるというのは相当難しいことです。
身近な目標の中でもっとも難しいのはブログを書き続けることかもしれません。昔でいうなら手帳に日記をつける習慣。だって書かなくてもいいですからね。書くことで頭が整理される、計画をたてやすい、振り返って懐かしむのが楽しいと分かっていれば続けるのですが、「明日まとめて書こう」「今日は何もなかった」と切り捨てやすい。健康や勉強は将来(悪い)状況になった時に😨😨😨となって後悔する可能性はありますが、日記を書く書かないなんて別に何の影響もないからです。1番プライスレスな財産になるのは記録だと個人的には思ってますが。
「ブログで稼げる、多少の小遣いは手に入る、生活できる」 と言われるようになって十数年。安易に手を出す人が急増してネットにはゴミブログが溢れています。私がポイ捨てしたゴミもたくさんあります。
でもこれが続かないのも「現実的には求人がある/メインの収入がある」からです。
私はド田舎に移住して、通勤はしたくありません。正社員になるのも嫌です。移住した意味を無くすし、(見下したくないけど)仕事を捌く能力やスピードと低レベルな知ったかぶりにイライライラ・・・とするからです。それでも決して今年からアルバイトに行くようになったのも、まぁやっぱり楽ですよね。ただ数時間いるだけで7000円くらいもらえるのですから。。。でも自分が落ちぶれた気分になる苦しみがあります。
本当に変わるには目標ではなく強制的な環境
性格も価値観もほとんどは自分をとりまく環境で変わります。自分は無意識ですが、着実に良くも悪くも変化します。ほとんどの影響は家族・学校・職場でしょう。田舎なら地域性の影響もあります。本当に何が何でも達成したいことがあるなら「強制的な環境」から「強制的に変える」ことです。
大前研一氏の有名なコトバ
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。
2と3は簡単にはできない!と思うかもしれませんが、1が意外と難しい。学校や会社があれば時間は縛られるし、子どもや自宅介護があれば時間配分というのは簡単には変えられない。隙間時間をどれだけ有効利用するかがカギですね。テレビの時間をアウトプットに充てる、洗濯が終わるまではヨガをする。小さな時間を別のことに割り振って時間を大切に使いましょう。
2は普通に考えると物理的に難しい。家族がいると簡単に行動できませんね。私の引っ越し人生を思い返すと「住む場所を変えても何も変わらない」です。せいぜい気分転換です。つまり居場所を変えても付き合う人が同じ、またはいないなら大した変化は感じません。
人が変わるほどの移動というのは、まったく別の世界に移住するレベルであり、そこで付き合う人も全部変わる強制的なしがらみが生まれること。もちろん部署の異動、行きつけの店を変えるのも居場所を変える些細な変化になります。
3が本質ですよね。友達なのか、同僚・上司なのか、恋人や夫婦なのか、地域住民なのか。嫌と思いながらもその人たちに大きな影響を受けて生活しています。親と子は切り離せないのでそれ以外。狭い中(学校・職場)で人付き合いを遠ざけたり変えるのは難しいので、新しい人間関係を作っていくしかないのです。それは趣味を共有する仲間、SNSでのつながり、旅先での出会いなので生まれていくのだと思います。リアルの繋がりと比べるとネットでの出会いや支えあいは薄いものになりますが、同志やまったく別の生き方をする人に巡り合う機会が多いのも事実です。もっとも精神的に苦痛なのは(合わない)夫婦間でしょうね…
人が変わるというのは強制されている環境からの脱退ですから、覚悟のレベルです。本当に変わりたいなら腹くくれということ。しかも自分で決意して実行しなきゃいけない。つまり「決意を新たにする」程度の新年の抱負程度に掲げていても意味はないのです。当たり前の日常環境を強制して変えない限り人は簡単には動かない。
話を戻すと数字目標が達成してもしなくてもその達成を繰り返して目に見える変化を感じるまでは意味を感じません。「強制ではない自分との約束」なんて簡単に守れないのです。どの追い込まれたレベルで焦るのかは人それぞれですが、変わる方法よりはただただ継続して気付けば力となっていたというのが1番早い成功方法です。
何を達成するのも成功するのも方法よりは精神的な部分でほとんど解決します。マインドと環境を整えないとモノを買っても出かけても虚しさだけが残って逆効果です。それをコントロールするのは身近な人。
それではまた。
コメント